WEB動画運用のテクニック
目的・目標を決めてからコンテンツを考える
動画は制作することが目的ではなく、目的・目標を明確にしてから制作に入ることがブレない、効率のよい手順です。
最初の段階で、全体の構成・シナリオをまとめます。この段階はラフ案でじゅうぶんです。
次のステップで、ターゲット層のインサイト(直感的な欲求)をとらえて企画を練りこみます。
Web動画では、検索されることが重要となります。検索サイトでは、Yahooとgoogleが日常的に利用されていますので、google社が提唱しているHHH戦略(3H戦略)をおさえておきます。
HHH戦略とは、Help,Hub,Helpの3つのHです。
Hero型コンテンツ
「面白い」「感動」などの感情を動かすコンテンツで、主に商品・サービスの認知やファン獲得を狙うコンテンツ。
Hub型コンテンツ
ユーザーの興味・関心に合わせて関係を構築、リピーターをつくることを目標にしたコンテンツ。
Help型コンテンツ
HowTo動画やQ&A動画のことです。具体的なニーズにこたえる点が特徴、購買意欲やニーズに対する回答を提供するコンテンツ
ひとつの動画を連携させる
動画は制作して終わりではなく、制作してから始まります。
ひとつの動画をモニターで映写するだけでpayできたとしても、まだまだ活用できることがあります。
それは、ホームページやYouTube、SNSなどの自社で運営するメディアへの連携して、ターゲットに伝達する仕組みをつくります。
ウェブ動画の発信方法
動画の目的・目標(KPI)を事前に決めることがたいせつな理由は、視聴者がどこで動画を見るかわからないため、その時の心理状態や動画の受け取られ方が異なるため、その目的・目標に合わせて、どのように配信していくかが重要です。
プロモーション動画であれば90秒前後が目安ですが、YouTubeのランキングを狙うとなると
10分以上の尺(動画の長さ)が望ましくなります。
また、SNSへの配信となると10分以上では、長すぎて好ましくありません。
目的・目標を決めることは、動画の発信方法によって、コンセプトが変わりますので、メインとなる使途を明確にして、副次的にWebへの配信を行うのか。YouTubeのみターゲットにするのか、事前に決めておきましょう。
(参考) YouTubeのSEOの5つのポイント
1 競合よりも再生回数が多く、視聴時間が長いこと
2 検索するキーワードとクエリが一致したタイトル
3 タイトルは50字以内、説明文は200〜350ワードで、キーワードを多く加える
4 関連するキーワード・タグを多く加える
5 動画の長さの傾向をつかむ
(ランキング狙いは長さが10~16分、再生回数は4~6分が多い)
出典:YouTubeのSEOで注力すべき5つの要素と3つの注目ポイント.インプレス.https://webtan.impress.co.jp/e/2019/04/08/32290 (2019年10月13日閲覧)